受動喫煙とは・・・〔1〕

皆さんが普段何気なく吸わされているタバコの煙。
ここではその恐ろしさと実態について書いてみたいとおもいます。

(1) タバコの煙

 タバコの煙には主流煙・副流煙・呼出煙があり、副流煙(タバコの先端から出る煙)と呼出煙(喫煙者のはく煙 )はあわせて環境タバコ煙といいます。この他人の吸 うタバコから出る環境タバコ煙を非喫煙者が吸わされ ることを、受動喫煙と呼びます。まずはこの環境タバコ 煙に含まれる有害物質について見てみましょう。

(2) 環境タバコ煙に含まれる有害物質

 環境タバコ煙には、目に見える粒子成分と、目には見えない気体成分があります。粒子成分には、カドミウム・ニコチン・ニッケル・ベンゾピレン等が含まれ、これらの成分は目に見えます。一方、気体成分にはアルデヒド・アンモニア・ニトロサミン等が含まれ、目で見ることは出来ません。
ここに記載したカドミウム・ニッケル・ニトロサミン・ベンゼン・ベンゾピレンは、発がん性があることで有名です。ここに記載した以外にも、環境タバコ煙にはたくさんの有害物質が含まれています。

※副流煙の方が主流煙よりも危険!?
 上の文章中で赤字になっているアンモニア。実はこのアンモニアは主流煙に比べて、副流煙のほうが
40倍〜170倍も多く含まれるというのをご存知でしたか?アンモニアは主流煙が発生する際の900℃前後
では大部分が分解され、一部だけしか主流煙に移行しません。しかし副流煙の場合、500℃〜600℃の状
態で煙が発生するので、分解されず大部分が煙に移行します。さらには、主流煙が弱酸性なのに対して、
副流煙は強アルカリ性になります。粘膜への傷害性は酸性物質よりもアルカリ性物質の方が強く、また、
アルカリ性ではニコチンの吸収力が高くなります(ニコチンは、タバコ煙の中で最も粘膜刺激性・平滑筋
収縮性が強いようです)。
 それ以外にも、一酸化炭素やカドミウム・ニッケル・ベンゾピレン等も主流煙よりも副流煙に多く含まれて
いる
ことがわかっているようです。 
 
(3)煙はどのくらい広がる??へ〕
                                

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