受動喫煙とは・・・〔2〕

(3) 煙はどのくらい広がる??
 さて、副流煙にはたくさんの有害物質が含まれていることはわかりました。ではこの煙はどのくらい
広がるのか・・・皆さんは考えたことありますか?多くの方は「2〜3mくらいじゃないか」と答える人が
多いそうですが、実際には、1本のタバコから出る煙を眼や鼻の刺激症状が起こらない濃度まで薄める
には3000m3、非喫煙者の鼻で気付かない濃度(臭い)まで薄めるには1万9000m3もの空気が必要だと
言われています。

数字では実感がわかないと思いますが、この空気の量を、50mプールの数に換算してみるとすごいこと
になります。眼や鼻に刺激が起こらない濃度まで薄めるには50mプール2杯分、非喫煙者が鼻で気づか
ない濃度までうすめるのに必要な空気は、なんと50mプール13杯分。2〜3メートルというレベルの問題では
ありませんでしたね。



こうやってみるとタバコの煙はかなり広範囲に拡散するのがわかります。
最近、飲食店では受動喫煙対策として分煙が行われていますが、多くは仕切りもなく席を2分割している
だけで、煙は禁煙席にももれてきます。飲食店関係の方々もしっかりと受動喫煙について理解し、対策を
とってほしいものです。

(余談・・・)
ここで、タバコの臭いということに触れましたが、最近のタバコの中には様々な添加物が使われていて臭いが
わかりにくくしてあるものがあるようです。「臭わないから他人に迷惑がかからなくていい」と思う方もいる
かと思いますが、実際は臭いがないだけで、有害物質が含まれていないわけではありません。
また、「煙の少ないタバコ」というのもありますが、これも同様に見えないだけで、有害物質は発生しています。
臭いや煙の少ないタバコは、他人に与える影響が少ないようにも聞こえますが吸わない人達にとっては知らな
いうちに受動喫煙の被害を受けてしまうのですから、恐ろしい限りですね。

(4)受動喫煙による死者へ〕

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